百錬精鐵 刀匠 月山貞利展 

令和2年10/28(水)~11/3(火祝)

東京日本橋髙島屋S.C.本館6階美術画廊

※最終日は午後4時閉場

月山鍛冶は鎌倉時代初期の鬼王丸を祖とし、奥州月山の麓で鎌倉、室町期に栄えました。月山鍛冶の最大の特徴は、刀身全体に波のように流れる「綾杉肌」で、月山鍛冶の鍛えた刀身に顕著に現れることから、月山肌とも呼ばれます。江戸時代に入ると月山鍛冶は様々な要因から影を潜めますが、松尾芭蕉の「奥野の細道」に「此国の鍛冶、霊水を撰てここに潔斎して剣を打、終に月山と銘を切って世に賞せらる」とあるようにこの時代にもその名は広く知られていました。

幕末の月山貞吉もこうした鍛冶の1人でしたが、天保期に大阪へ移住し月山鍛冶の再興を果たし、大阪月山の基を開きました。その後、月山貞一(帝室技芸員)、月山貞勝、月山貞一(重要無形文化財保持者)の各時代に様々な苦難を乗り越えながらも、月山貞利によってその尊い技術は現代に受け継がれています。

本展では約八百年続く綾杉鍛えの作品や月山家に伝わる刀身彫刻や日本刀各伝の作品を一堂に展示致します。また後継の刀匠月山貞伸の作品も同時に展示致します。

刀匠月山貞利が鍛え上げた渾身の最近作をどうぞご高覧下さい。

※期間中は月山貞利、貞伸のいずれかが在廊致します。皆様のご来場を心よりお待ち致しております。

2020年度現代刀職展 

-今に伝わるいにしえの技- 

会期2020年9月5日(土)~10月18日(日)
開館時間9:30 ~ 17:00 (入館は16:30まで)
休館日毎週月曜日(祝日の場合開館、翌火曜日休館)
入館料大人 1,000円(700円) 
会員 700円 
高校・大学・専門学校生 500円 
中学生以下 無料
※大人20名以上の団体は会員価格
主催刀剣博物館
展示作品リスト展示リスト
※一部展示替えがございます。
※写真撮影 :可(一部撮影不可の作品がございます。)
 展示室内のフラッシュ撮影はご遠慮ください。

刀剣博物館                              

〒130-0015 東京都墨田区横網1-12-9
TEL:03-6284-1000 FAX:03-6284-1100
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで) 休館日:毎週月曜日(祝日の場合開館、翌火曜日が休館)・展示替期間・年末年始

2020年度現代刀職展には月山貞利(無鑑査)、月山貞伸(日本美術刀剣保存協会会長賞)の作品も展示されています。

※月山貞伸

「お守り刀特別展〜願いを込めて〜」9/12(土)~11/23(月)

古来お守り刀は、作刀、刀剣研磨、木工芸、金工、漆芸、組紐と日本伝統工芸の粋を集めて製作されてきました。このお守り刀の魅力を広く発信するため、「お守り刀展覧会」が開催され、今年は15回目の節目の年になる予定でした。
 しかしながら、100年に一度と言われる未知の感染症に世界が襲われ、4月には日本でも緊急事態宣言が発令され、すべての社会活動が中止に追い込まれました。当初お守り刀展覧会の中止も検討されましたが、逆にこのような時だからこそ、「魔を除け邪を祓う」祈りが込められたお守り刀の力で、世の中の平穏を願うべきではないかと考え、形を変えて開催することといたしました。

 今回は、優れたお守り刀を集結し、日本だけでなく世界の禍を断ち切りたいという願いを込めて、対象を広げ、過去に制作され、各展覧会に出品されたお守り刀も募集対象とする特別展として、開催するものであります。会場に足を運んで下さる方々の健やかな人生を願う展覧会となることを期するものであります。

 本展覧会には月山貞利、月山貞伸の作品も展示されます。

会 期:9月12日(土)~11月23日(月)
会 場:坂城町鉄の展示館
    〒389-0601 長野県埴科郡坂城町坂城6313-2
     Tel. 0268-82-1128
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分)
入館料:500円、中学生以下は無料