明治の刀工 月山貞一 ~同時代の収集家 村山龍平のあゆみ~

没後100年記念
「明治の刀工 月山貞一 ~同時代の収集家 村山龍平のあゆみ~」

月山貞一(弥五郎 1836~1918)は幕末から大正時代に活躍した刀工です。
7歳で大阪の刀工・月山貞吉の養子となった貞一は、16歳の時には父と合作で見事な刀身彫刻を施し、彫刻巧者の片鱗を見せました。古来より奥州出羽月山派に伝わる綾杉肌に新たな伝統を加え、大きな功績を残しました。
廃刀令という苦難の時期に遭遇しますがその技術は高く評価され、明治39年には刀工で初めて帝室技芸員に任じられました。香雪美術館のコレクションを形成した村上龍平は、月山貞一に刀剣を作らせ、それを鍛えているところを見学にも行っています。
本展では月山貞一(弥五郎一八三六~一九一八)は幕末~大正にかけて活躍した刀工です。本展では月山貞一の作品を中心に、村山龍平が収集した刀装具コレクションを紹介します。

会期
平成30年4月21日(土)から6月17日(月曜)
会場
公益財団法人香雪美術館(兵庫県神戸市東灘区御影郡家2-12-1)
http://www.kosetsu-museum.or.jp/

基本情報
入館料 一般800円、高校・大学生500円、中学生以下は無料

関連行事
講演 「刀工月山家を受け継いで」
 4月29日(日) 午後1時~ 定員50名